ワニガメの尻尾を丸焼きで食べたかったのでとりあえずコンフィにした

昭和ラスト世代の男子のご多分に漏れず、僕はゴジラVSビオランテ(1989)、続くゴジラVSキングギドラ(1991)を見て特撮モノが好きになった。

それ以降はゴジラシリーズとガメラは一通り押さえてきたが、懐古主義的との謗りを受けてもやはり一番の傑作はVSキングギドラだと思うのだ。
まあ、まだシン・ゴジラを見てないのでそこで評価が変わる可能性はあり得るが。


さて、特撮モノの怪獣と言えば正義にも悪にも爬虫類な訳だが、彼らはその長大な尻尾を凶器として有効に活用する。
ゴジラの尻尾の一振りは建物をなぎ倒すし、ガメラは尻尾を使って肢に打ち込まれたミサイルを外す。

実際の爬虫類たちがその尻尾をどう活用しているのかはイマイチ不明なところもあるが、ガメラのアイディアの基となったと思われるワニガメも長い尻尾を有しており、きっと湖底人が作った建造物をなぎ倒したりするのに使われているのだろう。
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ワニガメの尻尾を丸焼きにして食べてみたい

そんな巨大な尻尾がいま目の前に鎮座ましましている。
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巨大な鱗片がいやがおうにも怪獣度を増しているが、同時にムチムチして美味しそうでもある。
VSビオランテでスーパーX2がゴジラの放射熱線をはね返してゴジラ自身を焼いたとき「ゴジラって丸焼きしたら美味いかな?」と思った少年は成人してヘンなブログをやっているわけなのだが、この尻尾だけでも丸焼きにしたらあのころのイノセントな心を取り戻すことができるのではないだろうか。

とはいえ皮はまるでゾウのように硬く、部位によっては5㎜近い熱さもあって普通に焼いただけでは到底食べられないだろう。
普通こういう部位は煮込みにするものだと思うが、それでは丸焼きにはならない。

どうしようかなと思っていたところに、素晴らしいヒントが舞い込んだ。

これだ!!

ワニガメの尻尾をコンフィにして串焼きにしてみた

コンフィとはフランスの保存用の調理法で、塩漬けにした食材を容器に入れて油で満たし、100℃以下の低温でじっくりと加熱してそのまま油漬けにする料理だ。
食材の形が変わらず、ジューシーさが保たれるうえ油の風味が加わり、とても美味しい。
通常の低温調理と違って繊維感の強い肉でも柔らかくでき(ex.コンビーフ)、何より軽く焼いただけで食べられる状態になるのが良い。

ということでやってみよう。

まず、付け根の巨大すぎる肉を切り離し、尻尾の先端寄りを用意する。
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付け根の方はどうしよう、次回の野食会に出そうかしら。。

鍋にタップリの湯を沸かし、30秒ほど茹でる。
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そうすることでこのように
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表皮と鱗片がぺろりと剥がれてくれる。
ここが臭みの元なので、ややしっかり目に加熱して、流水で洗いながら丁寧にはがしていく。

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きれいになったらミニラってカンジだな……

皮に適宜切れ目を入れ、
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そこに塩コショウと適当なスパイスをすり込む。
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クローブがあったので突き刺していく。

数時間寝かせ、耐熱皿につめ、完全に浸るまで油(ラードが最上だがサラダ油でも問題ない)を注ぎ入れる。
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油がもったいないので不要なスペースは埋めるのが吉。

これをオーブンにぶち込み、適当な低温で好きなだけ加熱。
今回は皮を柔らかくしたかったので110℃に設定し(我が家のオーブンがこれ以下の温度に設定できないという事情もある)3時間ほどじんわりと加熱する。

……付け根部分が肥大して油面から盛大にはみ出てるな……
まあ、この温度なら焦げてしまうということもなかろう。
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冷めてから取り出し、表面の油を良く切って、
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串を刺し、ガスコンロの火で
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ファイアー!!
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まあ、実際はフライパンでソテーするんだけど、なんかこっちの方がギャートルズって感じがしていいじゃないですか。

表面に適宜焦げ目がつき、香ばしい匂いがして来たら完成。
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うん、このビジュアルなら丸焼きと言ってもいいのではないだろうか!!

ガメラワニガメの尻尾を食べてみた

豪快にかぶりつけ!
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オラァーッ!!

ぶっ

ぶっ


ちん

ちん


……(≧∀≦)ウメェー
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肉、皮ともに弾力を残しながらも食べやすい柔らかさになり、もちもちジャクジャキして野趣にあふれている。
やはり油面から露出してしまった部分は堅くて食べられないが、湯につかっていたところは骨までしっかりと火が通り身離れも悪くない。
脂肪分がほぼない筋肉の塊なのだが、コンフィにしたことでジューシーさが増していて、間違いなくふつうにただ焼くよりも美味しくなったはずだ。

ビジュアルもいいし、バーベキューとかで豪快に焼いたらウケそう。

味:★★★★☆
価格:★★★★☆

硬くなっちゃったところと骨はじっくり煮込んでカメポトフにでもしましょうかね。
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完全に特撮ヒーローの気分

完全に特撮ヒーローの気分

 
 
 

コメント

  1. メキシカーナ より:

    茸本さんは「これってどうなの?」と問題提起をしてくれるのがいいと思います
    ただ消費するだけで終わらない

    • wacky より:

      食べるだけの記事ってなんかもやもやしません?(笑)僕ダメなんです、いろんな一言付け加えたくなっちゃって。大体無駄なんですけどね、読んでくれる人は本当にありがたいです。。

  2. 鏡の破片 より:

    多分「倒した怪獣の尻尾を食べる特撮ヒーロー」ってのは、現在に至るまでまだ存在しないんじゃないかと思いますが…。
    いたらTVやスクリーンの前のよい子が号泣します。

    • wacky より:

      存在しなければ自分がなればいいんですよ(ドヤァ)
      ヒト型怪獣ならまだしも、野生動物型なら美味しく食べられそうじゃないですか?アンギラスとか

  3. 夢の天秤 より:

    ツインテールを食べたい!

    • wacky より:

      だったらキングギドラどうですか?ツインどころか3本ありますぜ(`・ω・´)

  4. えむっち より:

    完全にガッdジーラですね。
    シンゴジラおもしろかったですよ。

    • wacky より:

      シンゴジラ誰もが勧めてくるんで観に行くしかない
      でもその前にゴジラファイナルウォーズのDVDを見ますww

  5. ボケ より:

    コンフィいいですね!
    尻尾が大きすぎて出来ないかもしれませんが、ジップロックに油と食材を入れて、炊飯器に湯を張り保温機能で3〜4時間の方が低温で調理できていいですよ!(なお、その間米は炊けない模様)

    • wacky より:

      炊飯器で作る手もあるんですね!ただあのサイズはちょっと入らないかなぁ……オーブンでも入ってないから一緒ですけどw

  6. あるてぃ より:

    和洋年代問わないゴジラフリークスの僕としては今回の記事、大興奮で拝見しました!w

    ぶっちんのキメフェイスが完全にヒーロー…

    ゴジラ大好きすぎて食べるという選択肢はなかったですが、ワニガメのゴジラ風コンフィ……爬虫類の肉って何でこうも魅力的なんでしょう……

    シン・ゴジラはまた違った視点で面白いのでオススメです!
    立川シネマシティの爆音上映でどうぞ!!!!

    • wacky より:

      ゴジラとは言いませんが、怪獣って結構可食部多そうじゃないですか。。とくに爬虫類型は……見るたび美味しそうだと思ってました。

      爆音か……確かに楽しそう。早く見に行かなくては!

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