リップが赤いほど男らしい「サクラダイ」は小さいけど美味しい

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
茸本朗 初の単著「野食のススメ -東京自給自足生活-」が発売されました!!
購入へのリンクはこちらの画像をクリック!

リアル書店でも、紀伊国屋さま、丸善さま、三省堂さま、八重洲ブックセンターさまなどの各店舗で目立つところに並べていただいています。
よろしければぜひ一度、手に取ってみてくださいませ。(ジセダイサイト内で試し読みも可能です)

購入された方、ぜひ通販サイト・アマゾンのレビューにもご協力ください。
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○




先日のカワハギ釣りにおいて、最も深い水深(50m)から釣れてきたのが

サクラダイ
一般的に「さくらだい」というと、美味しい二郎がある西武池袋線の駅春先に出回るピンク色が美しいマダイのことをさす場合が多いですが、この子は正真正銘、標準和名がサクラダイです。

でも、桜というにはちょっと赤すぎる体色、もうちょっと控えめのほうが日本人好みの桜色になるはず。
実はこの魚、成長するに従いメスからオスに性転換するという性質を持つのですが、メスは柔らかな朱色をしているのです。

しかし、成長にしたがって赤が濃くなり、派手になって、やがてオスになります。

ゴージャス系のリップがお好きなようで


つまり赤ければ赤いほど“男らしい”と言えるかも。

 

サクラダイ、実はハタ科で美味しい


今回釣れたサクラダイはいずれも全長16cmほどのオスで、この種では最大クラスです。
小型で派手なカラーリングから、時にベラの仲間だと思われてしまうことがありますが、実はハタ科。
あの巨大魚クエと近い仲間なのです。

ご親戚筋


ハタ科には目立たないカラーリングで海底の岩影に潜むタイプのものと、サクラダイのように比較的カラフルで遊泳するタイプのものがあります。

前者は大型のフィッシュイーターが多く、クエや先日のアラのように食味のたいへんよいものもあり、いわゆる「ハタ型」をしているというだけで市場では高値がつきます。
しかし後者は残念ながらあまり典型的な「ハタ型」をしておらず、サイズが小さいこともあって高値がつくどころか、獲れても廃棄の憂き目にあってしまうことが多いようです。


でも、実際のところはどうなのか。
味が悪いんじゃどうしようもないけれど、本当は美味しいのに、ただ小さいからとか赤いからという理由で廃棄してしまっているんだとすればたいへんもったいない。


取り急ぎ、ひとつを刺身と焼き霜造りに、


もうひとつを煮付けにしてみました。

いただきマース

……(^~^)
やっぱり。ちゃんと美味しいじゃん!

味は大きくないですが歯応えが強く、ムチムチシコシコとした食感と明らかな旨味があります。
典型的なハタの身って感じで、キジハタやマハタの小さいものよりもずっと美味しい。
50匹ぶんくらいの刺身をてっさのように皿に並べて、ポン酢とアサツキで食べたいですね。


焼き霜はさらに上の味わい。
皮目の脂もさることながら、皮にゼラチン質と甘みのような風味があって完成されています。


煮付けもいただきましょう。

……(`・~・´)
よい。。

加熱すると身がきゅっと締まり繊維質な歯触りに。
味は力強く、噛み締めると味わいが出てきます。
皮目の風味が醤油と合わさるとまた乙なものです。

50匹くらい一気に煮てむさぼり食べたい。

味:★★★★☆
価格:★★★☆☆


通常はカワハギより、アマダイの外道として釣れてくることが多いようです。(水深的に)
群れでいるため時にコレばかりが釣れることもあるようで嫌われていますが、食べるとちゃんと美味しいのでぜひ利用するべきです。
リリースしても死んじゃうことが多いしね。

10匹集めればアマダイ1匹くらいの嬉しさに換算できると思いますよ。いや、さすがに言い過ぎかな……?

 
 
 

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)