クログチイワシにちょっとだけ手を加えて食べてみた

「野食のススメ」第9回の記事が公開されました。
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先日いただいたクチグロイワシ、じゃなかったクログチイワシ(名前間違ってました)


試してみた結果、生で食べるとしんどい食感だけど、よく火を通して水分を抜いてあげると結構美味しいということが分かった。

ということで、たぶん食べ方の正解は「よく干して水分を抜いてから焼いて食う」ってことになるかと思います。
もし見かけたら(どこで見かけるっていうのか)ぜひ試してみてください。


以上。

 

クログチイワシをいろいろあれしてみた

……って、それで終わりじゃあ面白くないので、干し上がるのを待つ間に(水分が多いので1日2日じゃ干し上がらない)他にもいろいろ試してみることにした。

塩締め・昆布締め

タラ的な身質に心地よい脂、プリプリ感こそないがタラと同様に調理して美味しくなるのは自明。
なので、浸透圧を用いて水分を抜ければ美味しくなるのではないかと予想した。

しかし、通常の塩締め程度では、一晩置いてもこの水分量を抜くことは困難だろう。
かといって山盛りの塩を振りかけて待とうものならしょっぱくて食べられなくなるに違いない。

そこで、まずは大量の砂糖を振りかけて数時間おき、いったん洗い流してから今度は塩をかけて数時間。

お皿に溜まるほどに水分が抜け、身はしっかりと締まった。

これを昆布締めにし、塩締めは焼き霜造りにして、

食べてみた。

……(`・~・´)
やっぱり弾力には欠けるけど、しっとりなめらかな食感で悪くはない。
例えるなら大きいベラやアマダイを刺身にした時のようなカンジ。
淡白なようであとから脂がジワリと出てくるのも、旬のササノハベラに似ていて個人的にはかなり好き。
皮が意外とゼラチン質なので、あったほうが美味しいねぇ。。


でも、初めにしっかり砂糖で締めたのに、やっぱりちとしょっぱいな。
これ以上やったらただの砂糖漬け菓子になっちゃうし……

生で食べるなら「ピチット」みたいな脱水シートを使うのが簡単で無難かな。
でも1サク脱水するのにシートが数枚必要になると思うので、お金はかかりそう……

味:★★☆☆☆
価格:★★★☆☆

漬け焼き

クログチイワシの身質を考えるに、柚庵焼きみたいな漬け焼きとの相性が良いのは間違いない。
漬けてる間に水分が抜けてくれるものならなおいいよね。

ということで、塩麹液に醤油を混ぜて

一昼夜漬け込み、


ちょっと水分が抜けているのを確認してからグリルで焼いてみた。
例によって中火で30分ほどかけ、じっくりと。


うん、普通の塩焼きよりもよく締まった感じの焼き上がり。
いただきマース

……(≧~≦)
うまーい!
ホックホクで甘みのある身に醤油や塩麹の味が馴染んで、甘みがより引き立っている。
まるでギンダラみたいだ(さすがにそこまで脂は乗っていないけど)

しかし皮肉にも、身の水分が適度に抜けることで先に表面だけが焼き締まり、逆に内部の水分が抜けなくなってしまうという現象が起こってしまった。

身から出た水分が皿に溜まる


難しい……この魚、難しいぞ!

味:★★☆☆☆
価格:★★★☆☆

から揚げ

焼くのと違って、揚げ物は逆に水分が抜けないのでクログチイワシに合うとは思えない。
とはいえ、身質的に上手く揚げられれば非常に美味しいものになるのも間違いない。


ということで塩締めにしたものと塩麹漬けにしたものを用意し、衣をまぶして揚げてみた。

塩締めのほうは身の水分が抜け、さらに薄くスライスしたおかげでカリッとクリスピーに揚がり、かなりしょっぱいものの美味しく食べることができた。


塩麹漬けのほうはデカすぎて、案の定中がびちょびちょ。

これは食べられないな……

味:★☆☆☆☆
価格:★★★☆☆



どんな料理にするにしても、まずしっかりと水分を抜く事から始めないと、せっかくの味わいの良さを楽しめないなと(わかっていたけども)痛感した。

脱水シートを湯水のごとく使えるブルジョワジーはそうして、そうじゃない僕らは強めに塩をしてから腐敗に気を漬けつつ、1週間ほどしっかりと陰干しして食べるといいと思う。
決して味は悪くないので、それくらいの手をかける価値はあると思いますぞ。。

 
 
 

コメント

  1. tommy より:

    玉置豊さんみたいにペットシ〇ツで脱水してはどうでしょうか?
    安く済むし~!(笑)

  2. 虫は食えない より:

    薄造りにして燻したらジャーキーみたいになりませんかね?

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