カニが貧果過ぎたので片瀬朝市でショックを癒した

カニの惨敗を受けて予定を変更し、途中下車して片瀬漁港にやってきた。
もちろん、朝市に寄っていくためである。
片瀬漁港,直売所

6月に来て以来、4カ月ぶり2度目の訪問となった片瀬漁港直売所の朝市。
土曜日以外の毎日、9時から開催され、江の島の沖合にある定置網に入った魚たちを格安で購入することができる。

前回来訪時は開場1時間前の8時に到着したものの、既に場所取りのクーラーボックスが列をなしていて、トップ20人に与えられる「第1ロット入場」の名誉を得ることができなかった。
片瀬漁港,直売所

今回は7時前には到着できる予定だったので余裕をかましていたのだが…
KIMG0200
なんぞこれ。
既に14個のクーラーが鎮座ましましていた。

前に並んでいたマダムから「先頭10人は業者さんよ~(笑)漁港のゲートが空いたらすぐにクーラーを置いてるの。」という情報を頂いた。
つまり、電車組は太刀打ちできんということでございますな。

まあそれはしょうがない。
この位置なら第1ロットは可能なはずだから、入ったら真っ先に入り会い箱に向かおう。

 

片瀬朝市秋の陣

9時、開場。

業者っぽい大男たちが突入し、続けて我々も入っていく。
アジ、タチウオ、カンパチのような価値の高い魚たちがどんどんとカゴに消えていく。
もたもたしていると空のトロ箱を見送ることになる。
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そう、ここは戦場。
まるでバーゲンのように一瞬で無くなる魚たちを前に、悩んでいる暇など全くない。
事前に送られてくる入荷情報を頭に叩き込み、欲しい魚にランキングをつけて売り場を迅速に遊撃していくのだ。


さて、珍魚党々主として、入り会い箱の中身を確保するのは最大のミッションだ。
この朝市では、入り会い箱の位置は毎回微妙に変更されるのでちょっと厄介だ。

入り会い箱に入るか否かは魚種は全く関係がなく、ある程度まとまって採れれば独立して並べられる。
なので入り会い箱ばかりに目が行っていると、肝心なマイナー魚を見逃してしまう。
今回はアイブリが単体で値札を付けられていた。
KIMG0201
残りの2匹を買占め。


なーんか前回よりも殺気立っているような…
ますます一見さんが入りにくい雰囲気に。。

朝市の開催時間は9時から12時までとなってはいるが、今回もものの15分で主だった魚はすべてなくなってしまった。
そんな中、第1ロット後半で入場した自分も、最低ラインとはいえいくつか珍魚を確保し、カニの溜飲を下げたのであった。

今回の戦利品

●カンパチ
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珍魚でも何でもないけど、連れが「これ欲しい!」と掴んで離さなかったので購入。
50㎝1.4㎏で1800円はまあまあ安いと思う。

●アイブリ
アイブリ,片瀬
ショゴ(カンパチの子供)と同じ箱に入っていた。
一見薄汚れたショゴだが、普通の市場ではまず見かけない今回のMVC(Most Valuable Chin-gyo)

●ウスバハギ
ウスバハギ,片瀬
今回は超大漁だったようで、70㎝ほどもあるものから30㎝ほどのものまでたくさん積み上げられていた。
ほぼすべての客がかごに入れていたが、こんな光景は他では見たことが無い。
味は普通のカワハギよりはやや薄いけど、ともかく量が多いのでありがたい。

ペロリンチョ

ペロチンチョ

●チダイ
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安いマダイという印象がある。
安かったので購入。
味はマダイとそんな変わらないと思う。

●アカネキントキ
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入り会い箱で1ザル200円。
前にせつなさんが釣り上げたのを見て以来欲しかった。
大きさが10㎝程度しかないことを除けばキントキダイそのもの。

●カゴカキダイ

左上

右上


これも入り会い箱から。
この魚の刺身はホントに美味いのだ。
最近は知っている人が増えたのでちょっと競争率が上がった。

●シロギス

左上

左上


とくに欲しかったわけじゃないけど、20cmちょいあって入り会い箱に1匹だけぽつりといたので購入。

●オキナヒメジ?

左上、シロギスの下

左上、シロギスの下


ヒメジかなーと思ったけど、色味がややあざやかで鱗が固く、鬚が白かったので小さなオキナヒメジかと推測。
入り会い箱から。

●メアジ
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入り会い箱のザルに上記4匹だけを入れてレジに持っていったら、お兄さんが「少なくねぇか?」と言って入り会い箱の小魚を新たにザル1杯入れてくれた。
殆どがカタボシイワシの子供だったが、このメアジが2匹だけ混ざっていた。
普通の味と比べて目が大きく、ゼイゴが貧弱で体色の銀が強いのでしっかり見るとすぐにわかる。

●ムロアジ

シロギスの右下

シロギスの右下


これも入り会いザルの追加分。
マアジが無くてメアジとムロアジだけってのもなかなかないよね。

●ホウボウ

左下

左下


半身で刺身1切れサイズ。


これらを取り急ぎ刺身盛りにしてみた。
片瀬漁港,朝市,刺身盛り
上から時計回りにカンパチ腹身、カンパチ背身、アイブリ、チダイ、カゴカキダイ。
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シロギス、メアジ、ムロアジ、ウスバハギ肝和え、オキナヒメジ、ホウボウ、アカネキントキ。

あ、魚金風六点盛りにするには1つ足りないや。(新橋の有名な飲み屋・魚金で刺身盛り合わせを頼むと、三点盛り→7種、六点盛り→12種となって出てくる)
じゃあ、これだな
KIMG0262
バイ
刺身じゃないけどね。

どれもそれなりに美味かったが、カンパチはこのくらいになると丸1日くらい寝かせた方が美味しいかもな。。
アイブリは全くブリ系の味ではないね。
後日またレビューしようと思います。

 
 
 

コメント

  1. さかどくん より:

    でた!カゴカキダイ。小さいけど脂が乗ってますよねー(^^)
    カンパチはちょっと大きめですか。大味になると聞きますが…。
    でも、消費地に近いと良いですねぇ。こちらでは多くは捨ててきますね。港に着く前にスコップで。。
    誰も買わないものねぇ…。

    • wacky より:

      カンパチはこれでもまだ小さいと感じましたね。もっと大きければもっと脂がのって美味しいと思います。
      網に入ったものを漁師さんの判断で海に捨ててしまうのは本当にもったいないことだと思います。とはいえ、責めることもできませんし…
      僕らにできるのは「欲しがっている人間がいるから、流通に乗せて!」と仲買さんにアピールすることぐらいでしょうか。。

  2. キンメフクロウ より:

    そうですかオキナヒメジはいましたか! やっぱり一般人の入れる市場は戦場と化しますか。野食さんの記事はいっつも面白いですねぇ。
    片瀬は目指す魚あるかな?と野食さんの記事を見て期待してたので、続報記事に食らいついて見ちゃいました。期待が深まってます。でも、やっぱり電車は無理か~。 行ってみたいな~いいな~ 「しろむつ」はあがるのかな?私もいければ行ってみたいです❕

    • wacky より:

      いえ、先頭は無理というだけで、第1ロットに入るくらいなら7時ごろに着ければ大丈夫だと思いますよ!そのあと狙った魚を買えるかどうかは気合次第です(笑)
      シロムツはまだ見たことないですね。中深海性の魚が入ることはあまりないのではないでしょうか。ハダカイワシのような鉛直回遊性のものはしばしば入るようですが。
      でも意外なものが入るのが片瀬の魅力です!ぜひ一度行ってみてください。。

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