ダイナンアナゴを、美味しんぼで紹介された名店「川二郎」風に“ひと通り”食べてみた

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モイストダイアンのせいで「ダイアンナナゴ」と時々言ってしまうことがある茸本ですが、先日久しぶりに釣りに行ってきました。

アナコンダという通り名でおなじみダイナンアナゴです。90㎝程の“中型”。
ダイナン○○という魚は数種類おりますが、ダイナンとはどういう意味なんでしょうね。学名を付けた研究者さんのお名前とか?


過去に当ブログでも釣り方をご紹介しましたが、あれから多少のブラッシュアップがあったものの(ハリスに60号ナイロンを使い、針はむしろ小さめの飲ませ針にするなど)基本的には同じことをやっております。

ただ、これまではアタリの多さを重視し、高水温期にトライしていました。
今回は長物が全般的に美味しくなりだす今の時期に、あえて釣りに行ってきましたが、アタリが少なく苦労させられました。

ワンチャンスを仕留められたのでほっと一安心。

これで食味が変われば万々歳なのですが。
とりあえず、しっかり血抜きをして持ち帰ります。

 

ダイナンアナゴで“ひと通り”やってみた



酢できれいにヌメリを取り、目打ちをして捌きます。


……!
内臓に卵巣の残骸とおぼしきものがありますねぇ……
この子、アフタースポーン(産卵直後)個体か……(´・ω・`)
ダイナンアナゴはハモ同様夏に抱卵するので、秋口には産卵を終えて晩秋には脂が戻り……というのを期待していましたが、多少産卵時期にばらつきがあるのかもしれません。

ハモは抱卵期の夏に好まれますし、ダイナンアナゴも夏に美味しいのは知っていますが、やっぱり抱卵個体はあまり食べたくない。
そういう意味で放卵後の個体が釣れたのは喜ばしいですが、食味は多少下がってしまうでしょう。


気を取り直して作業を続け、開きにします。
もともと水っぽいアナゴなのですが、やはり少し身の薄さを感じます。
どおりで、90㎝サイズにしてはハリに掛った後の後の引きが軽いなと思ったんだよな……


開いたら中心で2つに切って3枚おろしにして、

鰭をひきます。


そして、パーツに分けます。
今回は、美味しんぼ80巻で紹介されたうなぎ料理の名店「川二郎」風に食べてみたいと思うのでそれに倣って。。

川二郎では、うなぎの部位をそれぞれ串焼きにしてセットで出す「ひと通り」というメニューがあるそうです。
美味しんぼで紹介されてかなり知名度が上がったようですが、大変遺憾なことにぼくは知りませんでした。
士郎と雄山が和解したところまでしか読んでないからね、しょうがないね。


で、ペンさんに聞いたり宮さんに聞いたりGoogleに聞いたりしながら情報を整理すると

・えり(かしらとも、頭周りの肉)
・ひれ(背鰭)
・短冊(短冊に切った蒲焼)
・レバ(肝臓)
・きも(肝臓以外の内臓)
・八幡巻

が基本ラインナップだそう。
あとはお店によって

・くりから(背肉)

もあるらしいので、これもやってみましょう。

えりは胸鰭回り、頭の上、カマの部分の肉を切り出して使います。
ひれは基部の骨が固いので切り捨て、純粋な鰭だけに。
内臓は切り開いてきれいに洗います。
短冊は骨のない腹身の肉を使いましょう。


いずれも串に刺して、フライパンで蒸し焼きに。

たれをつけて炒り焼きにして、

最後に1本ずつ、直火で焼き目を入れます。


完成!
いただきマース

……(`・〰・´)フムフム


短冊はまあ、普通に蒲焼って感じですね。
皮目のゼラチン質と分厚い身の味のバランスが良いですが、身が鶏のささみっぽいのでたれよりも塩で食べたい。


それよりも、えりが美味しい。
カマ肉はよく脂がのり、頭肉は締まっていて歯ごたえよく、いずれも味が濃厚。
これもどっちかってと塩で食べたい。


きもは……うーん、ちょっと臭みが気になります。
いったん下ゆでしておいたほうがよかったですね。次回はそうしよう。
でも胃と腸で歯ごたえが全然違うのは面白い。巨大なウナギ目ならではの楽しみですね。


レバですが、これがかなり美味い。
下手な鶏レバよりはるかに上です。濃厚で、鉄臭さはなく、滑らかな舌触り。塩で食べたい!(そればっかり)
血抜きがしっかりなされてないと臭いので、釣った時の処理が肝要です。


ひれは……やっぱり骨が固い。
ウナギだからできる食べ方かな。それかパリパリになるまでよーく焼くか。

味:★★★☆☆
価格:★★★☆☆


八幡巻はちょっと時間なかったので、次回に……

 
 
 

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