ダイナンウミヘビは素直に圧力かけとこう

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ウナギはちょっと残念な結果になってしまったが、気をとり直して裏本命のダイナンウミヘビを食べてみることにする。
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デカイ方は170cmほど、小さい方も1mは余裕であるのに小さく見えるのは、先程のウナギが太さのわりに短かったことと、普段ウツボを見慣れているからだろうか。
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尖った顎もさることながら、目が悪役そのものだ。
なんていうか…スネ夫っぽいなコイツ。
ジャイアンは誰だろう、ウツボかな?

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ダイナンウミヘビを食べてみた

早速調理してみよう。
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適当なところでぶつ切りにして開き、骨切りを施していくが…
細くてやりづらい…

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尻尾の先まで筋肉の塊だ。
この尾を使って海底に巣穴を掘り、潜っていくのだが、釣り針にかかったときにこれをやられると厄介なのだ。
釣り人にはジムグリと呼ばれている。
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せつなさんとこみたいに小人さんは出てきてくれなかったので、しょうがなく自分で全部開いた。
クロアナゴと比べると骨が柔らかく、サクサクと包丁が入るのがありがたい。
皮も柔らかいので失敗した部分も多いけど。


初めて食べるので、まずは単純に白焼き&かば焼きで食べてみる。
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いただきマース

…(・~・)
悪くはない、といったところかな。
肉質はいいし、歯ごたえは弱いけど味はしっかりしている。
淡泊だけど脂もちゃんとのっていて、焼くと香ばしくはぜるほど。
かば焼きのほうが個人的には好みかな。


風味については…
まず、評価するにはちと鮮度が悪いということは勘案しないといけない。
そのうえで、生臭さや腐敗臭とは違ったちょっと独特の匂いがするような気がする。
クセとまではいかないけど、気になる人は気になるかも。

懸念していた骨だが、骨切りのおかげで十分食べられる。
でも細いため肉の量に対して骨が多く感じられ、気にならないと言ったらウソになってしまう。

味:★★☆☆☆
価格:★★☆☆☆



小さいほうは開いて骨切りをするのはもっと骨が折れそうだ…
ということで、圧力をかけて蒸してみることに。

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蒸しあがり。
脂が浮いてなんだか美味しそう!
でも今回はこれを…
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卵でとじて、柳川風に。
赤とか青に染めるのは面倒だったので黄色くしてみました、というノリ。

いただきマース

…(・〰・*)
美味いじゃん!
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せつなさんの言う通り、ダイナンウミヘビの骨は圧力にはかなり弱いご様子。
全く気にならなくなり、むしろ中骨から味が出てるような気がする。
骨は柔らかくなっても身はしっかりとしていて、余計な脂が落ちてさっぱりとして美味しい。

味:★★★☆☆
価格:★★★☆☆

せつなさんもご指摘の通り、「食えない魚」では全然ないと思う。
でもやっぱり、市販されるにはちょっと厄介な点が多い。
今後もバーターでない限り買うことはないかなぁ…
もちろん、釣れてきたら食べますけどね。。

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魚介その1(魚系)
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コメント

  1. rennzann77 より:

    黄色に染まっちゃった!

  2. あんだ党 より:

    柳川風のビジュアル、何か絵本「ぐりとぐら」の巨大カステラを連想させられました。
    すごくうまそうです。

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