イボセイヨウショウロでやり過ぎトリュフ飯③:トリュフ入りトリュフチョコを作ってみたり、トリュフをそのままトリュフチョコにしてみたりした

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先日、友人が新しいシロを発見し、ますます身近なものになりつつある黒トリュフことイボセイヨウショウロ

熟成に使う米粒が穴に入り込むと厄介なのだ

熟成に使う米粒が穴に入り込むと厄介なのだ


かなりの広範囲に発生しているということがわかり、これで心置きなくやり過ぎトリュフ飯ができる。
このブログのテーマである「身近な環境で採れる食材」に十分当てはまるからね!


とはいえ、その食材の魅力を損なってしまうようなネタレシピを試すのは個人的な主義に反する。(天ぷらとかは多分もうやらないと思う)
やはりトリュフは生、もしくは軽く加熱する程度にしておきたい。

そうなると調理方法がかなり限られてきてしまう。
トリュフの香りを損なわず、ネタに走ることのできるレシピはないものか……


あるやんけ!!!

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トリュフチョコにトリュフが入っていないって誰が言った?

むかし、初めてトリュフチョコなるものを見たときは「なんでチョコをこんな不味そうな見た目のものにするのか」と思ったが、「トリュフっていうキノコに似せているんだよ」と聞かされて「なるほど、トリュフが入っているんだな」と一人合点してしまった。
その後、トリュフは入っていないということを聞き、??? となった。


しかしそんな僕もいつしか常識を身につけ、トリュフチョコを見ながら「トリュフは入ってないんだろ、知ってるぜ(ドヤァ」とか呟けるようになったが、そんなある日ネットでこれを見かけた。

大人の薫りを愉しむ、イタリア産黒トリュフ入り「トリュフチョコレート」

トリュフチョコにトリュフはいっとるやんけ!!!!1111!!1!
謎はますます深まった。


まあでも、フランスではシバフタケの仲間をチョコレートに練り込んだりするし、キノコとチョコの愛称は意外とよかったりするのかもしれない。
自分で購入するにはちょっと高すぎるトリュフチョコなので、自作してみることにしよう。

トリュフ入りトリュフチョコを作ろう

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というわけでやっていきましょう。

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まず、お好きな苦さのチョコを湯煎して溶かしていく。

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ボウルの熱伝導率と、湯温の低下を計算しながらテンパリングしていくのはちょっと面倒な作業だ。
しかし、かつてパティシエなにゃんこをやりこんだ僕にスキは無かった。


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ここで小さ目のトリュフを取り出し

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溶かしたチョコを表面にコーティング。

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冷ましてココアをまぶし、

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トリュフ入りトリュフチョコ、完成!!!


いただきマース
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あれ、これトリュフチョコだと思ったら本物のトリュフやんけwwww
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ワロタwwww


……ごめんなさい。一度言ってみたかったんですこのセリフ。


でも、意外と味悪くない……というか、美味しい。
表面のコーティング程度のチョコ、そしてココアは、トリュフの風味とのバランスがちょうどいい。
トリュフ自体は味はほとんどないけど、なんだか香りとともに旨味のようなものがあって、チョコの甘味・苦味との相性がとてもいいのだ。

味:★★★★☆
価格:★★★★★



まあでも、これで満足してもしょうがないので、ちゃんとやっていきましょう。

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生クリームを湯煎にかけ、チョコと同じ温度にまで温める。

ここに国産黒トリュフことイボセイヨウショウロ(大)を
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丸マル一個削ってぶち込め! ヒャーハッハッハ!!!

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ん!? いれすぎたかな?(byアミバ様)

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ここでトリュフの香りを生クリームの中に存分に溶かし込む。

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そしてこれを、溶かしたチョコレートにぐりぐりと混ぜて、

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このまま冷蔵庫で30分ほど冷やし、

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扱いやすくなったら、手でぐりぐりと丸めていく。

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ココアをまぶして、

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先ほどのチョコがけトリュフをスライスして載せ、軽く冷やしたら

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黒トリュフ入りトリュフチョコレート、完成!!!


このトリュフチョコ1個に、小さなもの半個分くらいのトリュフが入っている計算になる。

左がトリュフ入りトリュフチョコ、右がチョコがけトリュフ

左がトリュフ入りトリュフチョコ、右がチョコがけトリュフ


いただきマース

……(・~・*;;)
うん、なんていうか、ゴージャス。
ここまで大量にぶち込めば、さすがにトリュフの風味はしっかりとある。
しかし、そもそもココアパウダーの香りと黒トリュフの風味が似ていて、知らないで食べると「やたら濃いチョコだなぁ……!」と思ってしまうかもしれない。

連れに食べさせてみると「すごいキノコの風味がするチョコ……」と言っていた。


まあでも、美味いかまずいかで言ったら、めちゃくちゃ美味いよこれ。
ネタとしてとか、キノコ料理としてではなく、チョコ菓子としてめちゃめちゃ美味しい。
カカオとトリュフそれぞれの風味に共通する「妖艶さ」が、あふれ出てくるような味だ。


上記のトリュフ入りトリュフチョコの売り文句に「バレンタインデーのプレゼントに最適」とあったけど、逆もまた最適なのではないかと思える。
かつてチョコもトリュフも「媚薬」として使われた過去があったからね。

味:★★★★★
価格:★★★★★



うん、またひとつやりたいことができて良かった。
次はトリュフで何やろうかなぁ……なにかいいアイディアをお持ちの方、ぜひご連絡くださいませ。
あんまり王道的なやつは、もうやったからナシねw

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キノコ トリュフ(イボセイヨウショウロ)
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コメント

  1. ナモP より:

    初コメなんですが、サイトの趣旨的にトリュフの使い方とかチョコかけトリュフwwwwとかコメントするのが普通かと思いますがあえて言わせてください。
    パティシエなにゃんこいいよね。
    お体に気をつけてこれからもがんばってください。

  2. すいーと より:

    トリュフはキノコ。うーん、トリュフ茶碗蒸し!(王道か…?)

    • wacky より:

      茶碗蒸しか……悪くないですね。卵使うし。ただその段階で入れるべきか、難しいところです。蒸す前に入れたら香りが飛びそうな気も。。

  3. ウピスコ より:

    パティシエなにゃんこ>>このサイトからこんな単語が出るとは…
    過呼吸なるくらい笑いました…
    しかし誰しも頭に浮かびながらやらなかった?ガチトリュフチョコまでやったとなると、王道以外での新境地を築くのは中々骨が折れそうですね。
    ハンバーグのソースにトリュフソースとかも…今自分が食いたいだけですがうまそう。

    …ッハ!
    ハーゲンダッツ(バニラ)を牛乳じゃなくてトリュフオイルでソフトクリーム的なものにするとか。うまそう?かな?かゆ…うま…?

    • wacky より:

      おいおいパティにゃん知ってる人間多すぎだろ、どういうことだよ(歓喜)

      アイスには入れたいと思っているんですよ。。一般的にはおっしゃる通りトリュフオイルを使うか、ないしはトリュフ香を移した卵を使うかなんですけど、せっかくなのでブツそのものを入れたいですよねぇ……

      • ウピスコ より:

        アイスは既にご検討されてたのですね!固めのソフトクリーム状にしたものにかけまくるのが一番罪深くてよさげかしら(ゲス顔

        僕自身がトリュフの香りを知らないのでなんとも言い難いですがなんとなくで想像すると、ふくよかな味わいであまり香りの強くないものと相性がいいしトリュフ感も楽しめるのでしょうか。あれこれ考えてみて、マスカルポーネとかいいんじゃないの?→ティラミスなんてどうですかね。上からかけまくるよりチーズ部分に混入させた方がよさそうかなと感じ、既製品より自作の方が…?とかめんどくさそうな事案ではあるですが。

  4. じゅん より:

    ステキなお皿ですね

    • wacky より:

      ありがとうございます。結婚式の引き出物でもらったものと記憶しています。写真を撮るときの背景に重宝しています。

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