コクリノカサはクリタケと二遊間コンビで天下とれるかも

秋だ!
野球だ! 
CSだーー!
(≧ω≦)

我らが西武ライオンズが出場するパリーククライマックスシリーズ 1stステージが、明日から始まります。
このブログをお読みの皆様はきっと、心の中に獅子の魂を隠し持っていると思いますので、力の限りの応援をオナシャス!(強制)


ところでぼくのTwitterアカウントは5000人ちょっとの方にフォロいただいておりまして、野食関連のツイートをするとありがたいことに数十~数百のいいね! などをいただきます。
ところがぼくが本当にしたいと思っているところの「野球関係のツイート」では1、2個程度のいいね! しかつかず非常に忸怩たる気分になります。
いっそ野球関連のツイートしかしないようにするかと思いつめたこともありますが、そんなことをすると1週間でフォロワー3人とかになるのでやめました。


いやちがうんだ、ワイは何も野球ネタにいいね! しろと言いたいのではないのです。
それだけ野球ネタが(少なくともワイのフォロワーさんにとって)不人気を極めているといいたいのです。
野球ネタつぶやくとフォロワーさん減ることすらあるからね! すごいね! 野球嫌われすぎだろ……


一方で野食ならどんなネタでも手放しで読んでいただけるかというとそういうわけではなく、前々から申し上げております通り、キノコ・野草ネタはその他ネタに比べて明らかにインプレッションやブログのPVが落ちます。

半分くらいとかもザラよ。
最近またキノコが酷いね……やっぱりヒヨらずにキノコネタを「野食のススメ」にぶっこんでおけばよかったかなぁ。


で、昨日そんなことを考えていた時にふと「野球ネタとキノコネタをふんだんに絡めたら誰も読まない記事が完成するんじゃね……?」という悪魔のささやきが胸中に突如降臨なされました。
おりしも先日、とあるマニアックなキノコが大量に採れて楽しい思いをしたばかりなので、ネタがないわけではなかったのです。
しょうがない、怖いもの見たさにやってみよう……

(↑ こういうことばっかり書くから「茸本はかまってちゃんだ」って言われるんだyo)

 

「ヌメリガサ科」のキノコは玄人好み

ヌメリガサというキノコのグループがあります。
あまり大型にはならず、初秋から晩秋にかけて林床を彩るキノコたちです。
有名どころだとサクラシメジというものがありますが、それ以外はあまり知られているものもありません。

そのサクラシメジですら、メインターゲットとして扱われることはあまりありません。
同時期に同様の場所に生えるホンシメジやコウタケを狙いながら、目に入ったらとりあえず採取するというようなポジションです。
食感が良くボリューミー、見た目もかわいらしく、収穫量も多いので嫌われる要素はあまりないはずなのですが……旨味が少ないのと、苦みがあるのがスタメンになれない理由かな。
もしこれが、平地の公園なんかに出るキノコならメインターゲットになれていたでしょう。
○ッテなら4番を打てるけど、ソフト○ンクだと7番で60試合の出場にとどまる低打率長距離バッターみたいな?(他チームファンを煽っていくスタイル)

ベニタケ目(一握りの一流キノコと大量のとるに足りないキノコで構成されるチーム、発生量はやたら多いのでキラワれやすい)のキノコに似た見た目のものが多いのも、無視されやすい要因かも。


なので全体としてはマイナーなのですが、無名ながらもきらりと光る良いキノコがないわけではないです。

たとえば、ヤギタケ

ヤギタケ Google画像検索

晩秋の林床に落ち葉にまみれながら出るキノコで、そんなに知られてはいませんがなかなか良い出汁が出ます。
歯応えもいいしかなり好きなんだけど、ライバルが少なくてありがたいです。
地味すぎてドラ3まで残ってたけど獲れるとけっこう嬉しい、ときに主役レベルの活躍までしてくれる、ライオンズでいうと外崎みたいなキノコなんです。

そして今回初めて見つけたコクリノカサも、どうやらその系譜なんじゃないかという気がしています。。

コクリノカサ、良い


コクリノカサは「小栗の傘」小さくて栗色をしたキノコという意味でしょう。
図鑑によると「秋にコナラの林に発生するキノコ」とのことで、サクラシメジと同時に採れそうな感じがしますが、不思議とこれまで出会うことはありませんでした。
しかし先日のコウタケ狩りにおいて、ついに採取に成功。


……コクリノカサにしてはちょっと大きい気もしますが、コナラの林床に生えることや、根元に向けて細くなっていく柄と強烈なかさのぬめり、やや疎できれいな白色のひだなどといった条件は合致します。


何よりこのきれいな栗色!
クリタケもビックリの鮮やかさです。


そのクリタケもごく近くに生えていました。
どちらかというと晩秋のキノコのはずであるクリタケが、初秋のキノコであるコウタケと一緒に発生しているという状況では、コクリノカサが本来どのタイミングで出てくるキノコであるかを推し量るのは困難です。
今回採れたのは運も良かったのでしょう。


地面から生えてくるキノコは、引き抜こうとすると地下の菌糸ごと抜けてしまうことがあり、それを防ぐためにもナイフで地際部を切って採るのが望ましいとされます。
しかしこのコクリノカサは細くなった柄の付け根からぷちっと切れてくれるようで、採取にナイフが必要ありません。
柄は地中深くまで埋もれているのですが、それもきれいにするっと抜けてくれます。ときにちぎれた感覚すら手に残らないほどスムーズに。
しかもかさと柄が離れにくいので、かさを持って引っ張るだけで可食部位が丸ごと採取でき、ヌメリのせいか汚れも付きにくいというサイコーな条件付き。
収穫量も多く、キノコ狩りの魅力がたっぷりと詰まっています。


持ち帰って、調理してみました。


コクリノカサのヌメリはキノコの中でもトップクラス。

丸いかさと太い柄、そして色味もあってまるでナメコのよう。

今回はせっかく一緒に採れたので、クリタケと一緒に鍋にしてみました。
豚ばら肉を油で炒め、そこにキノコを投入してじっくりと炒めたのち、水を入れて煮出し、調味料で味を調えます。


白菜を入れて柔らかくなるまで煮たら完成。

いただきマース
……(≧〰≦*)
むはー美味しい!! これは予想以上!

まずコクリノカサですが、他のヌメリガサ科同様、風味に強い個性はありません。
でも調理によってヌメリがさらに強まり、とくに幼菌ではまさにナメコそのものです。


歯切れはよく、「ジャキジャキツルン」と言った感じに口の中で強く主張します。
そして風味のおだやかさは、ユーティリティープレイヤーであることを容易に想像させてくれます。
こちらの期待していた要素を、期待を上回る結果で答えてくれるところはまさに中日。

そしてその風味の少なさ、出汁の出なさを補ってくれたのがクリタケ。
もともとよい出汁が出るのが魅力のキノコ、さすがに鍋においては本領発揮します。
ユーティリティーではないけども、力を引き出すポジションにおけば偉大な選手となるところはさすがです。

互いに単体ではそこまでではないものの、コンビを組むことで美味しさが爆上げするところなんかは、まさに全盛期のアライバ。
今後も茸本家ではこの組み合わせが鉄板となっていくことを容易に推測させる結果となりました。

味:★★★★☆
価格:★★★★☆



……最後の方、無理やり野球の話に持ってったなあ……(^_^;)

 
 
 

コメント

  1. ふく より:

    「ライオンズでいうと外崎みたいなキノコ」
    伝わりすぎてニヤリとしてしまったフレーズ。
    自分は茸本さんの野球ツイも楽しみにしてますよ!
    日シリで贔屓同士が相見えるのを願っております。
    ちなDe

  2. 米騒動 より:

    野球関連の話題には残念ながらついていけませんが・・・(
    きのこも野草もいつも楽しく見させて頂いております。
    茸本さん主催の野食会からの縁もあり今秋からキノコへチャレンジも始めました。
    これだけ自分の世界が広がるのを感じるのは久しぶりで、そのワクワクに歳は関係無いんだなと感じています。
    機会があれば一緒に野山に入って色々ご教授頂きたいものです。
    これからもブログ楽しみにしています!!

  3. 名無しのホッシー より:

    いつも楽しく読ませていただいております。
    残念ながらわたしは星の煌めきに支配されているので獅子の魂は持ち合わせていませんが
    日本シリーズで対戦とかしたら嬉しいですね。

  4. こんにちは より:

    野球は落合さんが監督だった頃の中日が好きでした
    あの僅差でギリギリのようにみえるが実は勝つべくして勝ってる職人芸のような一見地味で華が無いが堅実で勝つべくして勝つあの頃の中日が好きでした
    キノコや野草の記事はその頃の中日のようで好きです

  5. S より:

    初めまして。いつも拝見しております。
    キノコ類の記事は観覧数が少ないとのお話ですが、私はキノコや野草、木の実の話が1番読んでいて楽しいので、意外に思います(こちらのブログもキノコの事を調べていて辿り着きました)。
    キノコを探す描写などワクワクするので、これからも読ませて頂けると嬉しいなと思います。

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