カニノツメの幼菌はちょっと食べたらあかんカンジでしたわ。。

さて、賛否両論分かれたものの、成菌はそれなりに食えることがわかったカニノツメ
幼菌はどうなのか。


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ご覧の通り、スッポンタケ科のキノコは幼菌の時は卵形をしており、この「殼」を破るようにして菌の本体が現れ、成長していく。
これがまたこの種の「エイリアンらしさ」をもたらす要因となっているのは論を待たない。

代表種のスッポンタケでは、頭部の先端に突起がついており、殼を破るときに上手いこと先端に穴が開けられるようになっている。

先端の白いの

先端の白いの


そのための形状なのかは彼らに聞いてみないとわからないのだが、雨でも流れてしまうほど容易に取れてしまうグレバを保護するために、スムーズに成長できるしくみを作っているのではないだろうか。


一方でカニノツメであるが
腕の形に盛り上がっている(下のやつが特に)

腕の形に盛り上がっている(下のやつが特に)


力業過ぎんだろ
スッポンタケのような小道具を使わず、腕の力で殼を突き破らんとするこの姿勢が、彼らの「エイリアンらしさ」をもたらす要因となっているのは論を待たない。

しかもこれ、腕3本の奇形だろうなぁ…
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やっぱり。
まあ、本家蟹の爪にも奇形が現れることはあるからね


ちなみに彼らはグレバを腕の内側につけているので、腕で殼を破ってもグレバが取れてしまわないようになっている。

腕の内側に茶色いグレバがついている

腕の内側に茶色いグレバがついている


みんないろいろ考えているんだね。

 

カニノツメの幼菌を食べてみた

さて、これを料理するに当たりアイディアが浮かばなかったので、とりあえず断面を見てみることにした。
縦にスパンと切ってみると…
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脳みそじゃん。
お前やっぱり動物やろ…

これをグロいと言わずして何をかそう言わん。
これがまたこの種の「エイリアンらしさ」をもた(ry


殻は表面こそ白いが内部はほぼゼリー状で、アロエの内部のような粘性がある。
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匂いを嗅いでみると、成菌のあのくさや臭こそないが、酸味と藁臭さが混ざった様なやや不快寄りの香りがする。

これもやはり、成菌同様一度茹でなくてはならないのだろうか。


というわけで茹でて
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水に晒して
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小さいものを4つ割りにしてみた。
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ピータンかな

ラー油と塩で食べてみよう…
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…(*~*)
ピータンから旨味だけをきれいさっぱり取り去ったらこんな風になるんやろーなぁ…

殻はまさにピータンの白身、脳みそグレバは黄身にとてもよく似た歯触り。
また一種独特の発酵臭も、何となく似たような臭いがする。

しかし肝心な旨味が全くない
それだけで食べる価値が皆無になるということが分かった。

逆にピータンのすごさが際立つ結果に。
あんな食感と臭いなのに美味いって、ピータンすごいよなぁ…

味:★☆☆☆☆
価格:★☆☆☆☆



茹でただけでは美味しくないことが分かったので、炒めてみよう。
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この謎の藁臭さを抑えるためには、ごま油を使って強火で炒めればまあ何とかなるんじゃないか…

ヤバい臭い

ヤバい臭い


なりませんでした。
つーか強くなった。
そしてここにきて

復ッ活ッ!くさや臭復ッ活ッッ!

久々に食いたくないもんできた。
でも食べるよ、採っちゃったからね。

…(;~;)
ごめんなさい僕が悪かった。
くさや臭ってさ、くさやからするからいいんだよね。
なんかわけわからんでゅるでゅるしたものや、謎の脳みそからこのニオイしてきたらいけませんね。

最近ハマって読んでる漫画「ダンジョン飯」のマルシルの気持ちがすっごいよくわかる。

エイリアンも魔物も、食べ方を選ぶんだね。

味:★無し
価格:★あるわけ無ェ

 
 
 

コメント

  1. 採ニオ より:

    この力技のせいでカニ爪型にひん曲がってたりして…

    とあるサイト様でキヌガサタケ幼菌の刺身を食されていましたが、あちらは絶品とのことでした。
    幼菌の丸っこい形や寒天状の組織はカニノツメもそっくりですが、
    ここまで味の評価が違ってくるとは、当たり前なのですが面白いです。
    (同じ人が食べ比べたわけではないので、そこまで当てにはできないのでしょうが)

    • wacky より:

      それは鋭い指摘ッ!!本来はまっすぐだったらオモシロいですね。。

      キヌガサタケも、臭い的には似たようなものの気がしますけどねぇ…まあ、くさやの臭いに耐性がある人なら美味しく食べられるかもしれません。
      カニノツメもごく幼菌ならそれほどきつくなかったですし。
      臭いというよりも、でゅるでゅる食感と微妙な酸味にやられてしまったカンジです。

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